引き続き工務店に原因がある場合を考えます。
○ 段取り
専門工事会社は工務店によって請負金額を変えます。
それは工務店から貰う仕事の量や付き合いの深さもにもよりますが、工務店の能力も判断材料の一つとなります。
職人が『この監督の時には金額を倍にして貰わんと割りに合わん!』怒鳴っている光景を稀に見ることがあります。
職人は監督の指示で他物件との工程を調整を図りながら現場に入ってきます。
監督の見通しが甘かったり間違ってた為に、その日の作業が待ちであったり出来なかったりすることがあります。
大きな工務店でしたら監督の数も多くいますので、今回は運が悪かったと諦めもしますが、小規模な工務店ですと、このような無能な監督にあたる確立も高く、むしろそれが社風となって定着していることがあり、『この工務店段取り悪いで・・・』となったら、ロス分も見込んで見積りを出す事は止む得ないことです。
○ 図面が正確に読み取れていないケース
工務店が図面を正確に読めないという事がありますが、この場合高くなることも安くなることもあります。
問題なのは『何でこんな値段で出ちゃうのだ??』ってケース。
予算2500万の家を設計し競争入札したことがありました。
A社:2700万・・おっ!まずまずの数字じゃん!図面もちゃんと読んでくれてるし・・
B社:2900万・・う〜ん!チイと苦しいか
C社:2000万・・なんだ!この金額???
言い訳ではありませんが、減額項目を考えながら予算オーバーぎみに設計をまとめていますので
多少の予算オーバーなら全然問題ありません。
A社の見積りをもとに、仕様や設備の変更などで十分減額可能な数字なのですが、お施主さんから
すれば安いに越したことはなく、最安値のC社に工事が決定しました。
ただC社の見積は設計図書通りの見積りとはなっておらず、お施主さんの希望される仕様になって
いない項目が多くみられました。
私たちは施工に多少不安がある工務店であっても、お施主さんが選んだ工務店で工事を進める事に
なります。
事前に工務店の仕事を見させて頂いていますし、工務店に悪意がないことは分かるのですが、
設計事務所の仕事を知らない工務店では独断による施工が横行する懸念があり、工事の進行に細
心の注意が必要となります。
設計事務所が毎日のように現場へ通う訳には行きませんから設計意図から外れた建物となってし
まう危険をはらんでいます。
■ 今日はここまで
次回から設計事務所に原因がある場合を考えてみます。
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