私がCMでうまく行かなかった原因のひとつに監督さんと職人さんたちとの関係が上手く行かなかったことが挙げられます。
一括請負の場合、監督さんもそれぞれの職人さんたちの性格や技能を弁えてますので円滑な現場管理が行なえます。取り合い部分などでの業者間の連絡や連携なども、気心が知れた関係ですので心配がいりません。
これに対してCMの場合、監督さんが職人さんたちそれぞれの性格や技量を弁えていない事から現場管理に支障をきたす恐れがあります。業者同士も“初顔合わせ”といった事情から連携に齟齬が出ることもあります。
また馴染みの監督から頼まれれば『しょうがないな〜』と言ってやってたような事も、領域を超えた仕事は施主との直接契約を盾に避ける事ができますので思わぬ追加工事が発生したりします。(予め予備費として計上するのが一般的ですが)
もう一点、私のCMでの失敗の原因は“看板”にあると思っています。
工務店は“看板の傷つくような仕事はしない!”という姿勢が表れるのですが、施主発注のCMの場合それが希薄であるように感じます。このことはCM業者の資質による部分が多い為、責任感を持ったCMrだったら問題は起こらなかったと考えています。
自らの設計の延長上にあることから設計事務所がCM業を行なっていることが多いのですが、設計監理と現場管理とはその職能に於いて、或いは職責に於いて全く別のものとしなければなりません。
はっきり言えば設計畑の人間に現場監督は出来ないということです。設計事務所の私が言うのも何ですが、設計者の人間性がおかしくても設計に多少の不具合があっても監督さんさえしっかりした方なら良い家づくりが出来ます。
※ 監督さんの良し悪しにについても日を改めて書いてみたいと思います。
■ 次回はCMのありかたについて考えてみます。
テーマ : 住宅・不動産 - ジャンル : ライフ
タグ : 家づくり マイホーム CM 分離発注 コンストラクションマネージメント
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